近本研究室
Human Factor
渦輪を用いたパーソナル空調制御


渦輪気流による新しいパーソナル空調制御を研究。
文科省科研Bなどで、これまで研究室で何年もテーマとして取り上げてきたコアな研究テーマであり、渦輪と言えば近本研の代表的研究。
今年度のテーマ設定
昨年度は、渦輪の進行速度が執務者の気流感・快適感に及ぼす影響の調査を被験者実験を通して明らかにした。一方で、既報とは異なる駆動方法を用いた渦輪送出装置を製作・提案しており、更なる効率化や快適性向上が可能な装置を目指している。
本年度は、新たな装置を用いて渦輪が人体表面に与える熱的影響を定量的に把握し、局所温冷感や快適性との関係を実験的に明らかにしていくことを目指している。
CO2 濃度が人の生理・心理量と
生産性に及ぼす影響

室内のCO2濃度変化が人の生産性や生理心理量に及ぼす影響を研究する。
日中のCO₂曝露や自宅寝室・睡眠実験室での睡眠実験など、研究室で何年もテーマとして取り上げてきたコアな研究テーマ。
今年度のテーマ設定
①睡眠時の純CO₂を用いた濃度変化が及ぼす影響
睡眠室を模した実験室にて行い、昨年度の結果と比較しながら純CO₂の影響をみる。
②執務空間におけるCO₂濃度変化が及ぼす影響
執務時の非定常CO2濃度変化による影響を呼吸深度・
呼吸量の観点からも調査する。

実験の様子
タイムスケジュール



ムラのある空間における
執務者行動変容
大阪の某オフィスが今年より移転し、移転先のテナントオフィスをABW促進のフロアプランとなるよう改修が行われた。
今年度のテーマ設定
従来のオフィスは空間の温熱環境を均一としていた。しかし、本オフィスでは、空調を部分的に弱め、不均一な室温ムラを作ることによって、執務者が好みに応じて執務環境を選択でき、快適性が向上することを目指している。
Air Conditioning System

局所気流による心理・生理変化
知的生産性やウェルネスなどを意識し、非定常・局所気流を用いた空調システムと制御手法に関して研究。
非定常・局所気流を用いた空調制御はこれまでも研究室で長年取り組んできた内容でコアな研究テーマ。
今年度のテーマ設定
昨年度は、局所冷却時での全身温冷感に対する各部位温冷感の寄与率について調査。
今年度は局所冷却による温冷感評価に関する研究を発展させ、熱環境と人体応答の関係について統合的に検討する。
クールチューブを有する美術館の改修計画に向けた検討

長野県上田市 戦没画学生慰霊美術館無言館にて実施している設備改修の案件。
外気温上昇に対して、地中熱を利用したクールチューブを用いた環境制御で来館者の快適性、美術品保存の観点で温湿度の適正状態維持を目指す。
今年度のテーマ設定
昨年度は7、8月に現地実測を実施し、改修により空調能力を増加させた場合の室温予測効果検証を行った。今年度は屋外温度上昇の加味や、境界条件の検討による温熱環境シミュレーションを行う。



デザイン・アート学部
今年度に新設されるデザイン・アート学部について、環境測定を通した空調システムの制御手法についての検討・CFDを用いた省エネルギーの定量化を行う。
今年度のテーマ設定
今年度のテーマは環境実測を通した温熱環境測定と気流の可視化により、室内の熱環境の実態を正確に把握することである。さらに、そのデータを基にCFDによる省エネの定量化を行うことで、快適性と環境性能を両立する建築環境設計の手法を確立する。
周期的な室温変動制御
による心理・生理変化
知的生産性やウェルネスなどを意識し、非定常・局所気流を用いた空調システムと制御手法に関して研究。
非定常・局所気流を用いた空調制御はこれまでも研究室で長年取り組んできた内容でコアな研究テーマ。
今年度のテーマ設定
昨年度は、発汗を伴う周期的な温度変化時の生理量・心理量変化について調査。
今年度は周期的な室温変動時にどれほどの時間遅れで生理・心理応答が生じているかについて調査する


Ventilation
中間領域および欄間を有する住戸における通風・温熱特性の解析
中間領域を有する住宅において、非居住実験や居住実験を行い、採光や通風などの自然環境を活用した住まい方を検討する。大阪ガス実験集合住宅NEXT21にて、大阪ガスを中心とした中間領域研究会で研究実施。
昨年度は、夏期に自然換気の導入を促す居住実験を行い、居住者の熱的快適範囲および環境適応行動について調査した。
今年度のテーマ設定
実験・住戸の換気量の調査・欄間の効果検証・庇の効果検証・建具の断熱性能検証・居住実験を実施予定。



ボイド空間を用いたハイブリッド換気システムの効果検証
ハイブリッド換気をコンセプトの一つとした宇部市庁舎において、外気温度、外部風速、風向などの外部条件により換気量は大きく変動することから、自然換気を行う最適な設定条件を明らかにする。
今年度のテーマ設定
これまで、①BEMSデータ分析や環境実測による自然換気・ハイブリッド換気時の通風効果検証、②アンケート調査、除去熱量予測モデルによる省エネ効果について実施した。
今年度は、風力・浮力・ハイブリッド換気それぞれの有効性を定量的に把握するため、新たな除去熱量予測モデルの構築を目指す。
ヒートアイランド対策
近年の異常気象より環境問題とされるヒートアイランド現象。夏期においては外気温度や日射量、床や外壁からの放射等の要因から、身体への悪影響を及ぼす可能性が極めて高い。
本研究では、ヒートアイランドの緩和に向けた具体的手法の検討を目的としている。
今年度のテーマ設定
1,舗装に関する実験を行い、その結果を用いたCFD解析によるヒートアイランド対策効果を検証する
2,都市キャノピーにおける熱輸送に関して、移流と拡散という観点から、運動量輸送・乱流エネルギー輸送・熱エネルギー輸送について二次元的に近似計算を行い、最終的に熱エネルギーにおける移流と拡散の優位性を検討した。

Sustainable Design


大学施設での省エネ行動変容
今年度のテーマ設定大学施設でもカーボンニュートラルが求められている。しかし、設備更新などの対策はコストが大きく、効果にも限界がある。そこで本研究では、OICで省エネアプリを用いた行動変容実験を行う。
研究フロー
➀省エネ行動が促進される施策を計画
➁アプリ等で促進策を実施(削減量の可視化・ポイント・ランキングなど)
➂心理と行動の変化を追跡(介入効果の把握)
④心理と行動の関係式を求める(回帰式など)
⑤省エネ効果の把握(BEMS)
⑥習慣化・アプリ利用継続の研究
見出し h2
大学におけるSCOPE1~3の評価
大学で発生するGHGはScope1~3に分類される。従来、本学における排出量把握はScope1,2が中心であったが、企業や他大学の事例ではGHG排出量全体においてScope3の割合が大きいことが報告されている。
そこで本研究では、立命館大学を対象にScope3を含むGHG排出量を算定し、大学における排出構造の実態把握を目的とする。
今年度のテーマ設定
排出構造の把握と算定精度の向上を進める。
① 排出量構造の詳細把握
・排出量の多いカテゴリを中心に分析
・大学におけるGHG削減可能性の検討
②算定対象範囲の拡大
・GHG、期間、カテゴリ、キャンパス等
③ 算定精度の向上
・データ収集方法および排出係数の見直し






キャンパスの
サスティナビリティ
キャンパス計画において省エネ・サステイナビリティに関わるプロジェクトを評価。
今年度のテーマ設定
一人当たりのCO2排出量把握により 個々の滞在場所や行動による CO2排出量を明らかにし,場所選択等の行動変容を促す機会となり、省エネルギー効果が期待できる。
本研究では、中央熱源方式の大学施設における一人当たりのCO2排出量の分析、省エネルギー対策の提案を予定。
一方、OICキャンパスにおけるインセンティブ付与と環境条件による影響が行動変容が起きる割合にどの
程度寄与しているか明らかにする実験を実施予定。
李研究室

放射冷却シートの
省エネルギー、省CO2、
室内環境緩和
建物外皮の日射反射率および長波放射率を高めることで、日中には日射を反射し、夜間には効率よく熱を放出することが可能。波長毎に高効率で反射・放射できる放射冷却シートを対象として、省エネルギー、省CO2効果の検討を実施。
今年度のテーマ設定
放射冷却シートを膜状に利用した対象 モデルにおいて、CFDを実施し、室内環境およびエネルギー性能を検証 。また、一般的な建物における一次エネルギー消費量の削減効果も検証。

住宅の天井裏空間を
利用した空気循環
システムの提案
天井裏空間を利用した空気循環システムの可能性について検討。自然エネルギーを利用して天井裏に設置した蓄熱材に集熱するシステム。
昨年度のテーマ設定
南面にサンルームを設置することで、冬期の集熱量を増やし、その熱を天井裏の蓄熱材に蓄熱させることで、夜間に放熱させることを検討。部屋数の少ない実験棟のみならず、複数の部屋を有する住宅での検討を実施。また、集熱方法、蓄熱容量を検討する。
室内温度と気流環境の
違いが人体生理・心理量に及ぼす影響
室内温度と気流が人体生理・心理量に及ぼす影響に関する研究。これまでの研究では、帰宅時や入浴時のように代謝量が変化する点に着目。異なる属性の人が混在する室内での環境制御について検討している。
今年度のテーマ設定
日本人と東南アジア人を対象として、暑い・寒いなどの心理量の違いや発汗やふるえに関する生理量の違いを被験者実験を通じて検証している。
